奇跡のような出会い
盲導犬スイフトの悲しい出来事の後に、奇跡と思えるような出会いがありました。
スイフトは亡くなった後、故郷である名古屋市港区の盲導犬協会に運ばれ、私はそこでスイフトに最後のお別れをしました。お寺での火葬のため協会を出発するスイフトを乗せた車を見送った後、協会の駐車場でご夫婦に連れられた子犬のラブラドールに出会いました。とても人懐こく可愛い子で、スイフトもこんな小さい頃があったんだな、と子犬を撫でさせてもらいながらまた泣けてきました。
ご夫婦は子犬のしつけ教室に参加するため協会に来られていました。ご夫婦と色々とお話をする中でスイフトのことを話すと、なんと!ご夫婦はスイフトをご存じで、スイフトが一緒に生まれた兄弟のパピーウォーカー(1歳になるまで子犬を預かり大切に育てる家族)となり、協会でのしつけ教室などでスイフトとも一緒に過ごされたそうです。更に驚くことに、ご夫婦のご自宅にスイフトのお母さんがいるというのです!!スイフトのお母さんは現在11歳で、名前はリアン、フランス語で「絆」という意味だそうです。
今度スイフトのユーザーさんと一緒に会いに行かせていただくことになりました。ご夫婦も今回の突然の訃報を悲しまれ、一緒に涙したことも偶然とは思えない不思議な巡り合わせです。悲しいスイフトとのお別れからこんな偶然が繋がるとは、スイフトが導いてくれたのかな、、、。スイフトのお母さんに会えるのが今からとても楽しみです\(^^)/